滋賀県公立小中学校事務研究協議会（滋事研）は滋賀県公立小学校中学校および義務教育学校の事務職員を会員に、関係機関との提携を密にして学校事務の研究、会員相互の親睦と緊密な連携、資質の向上と学校教育行政推進の円滑をはかることを目的としています。
滋事研研究大会について
（１）第５2回研究大会（湖西ブロック主管）について
大会テーマ 「創造しよう！ 教育を活かす学校事務を」
サブテーマ
「拡げよう 繋げよう みんなでつくる チーム学校」
１．期 日 令和５年１１月１７日（金）
２．会 場 滋賀県立男女共同参画センター
３．内 容 全体会 ・ 分科会（栗東市・湖南市）
（２）第５２回研究大会（湖北ブロック主管）について
滋事研研究大会実施規程により令和６年度の研究大会は、
湖北ブロック主管により開催し、高島市・近江八幡市が分科会を担当します。
研究部
「滋賀県公立小・中・義務教育学校事務職員の職階に応じた人材育成指標」には、県としてのめざす学校事務職員像が明示され、“学校運営体制の強化に向けてマネジメント力を有し、主体的に行動できる事務職員”がめざす姿の一つとなっています。近年、全国的に見ても事務職員を取り巻く環境は大きく変わってきており、求められる役割も変化してきています。
また、業務量が増え、時間がなく取り組めないと感じておられる方も多いと思いますが、そんななかでも上記のようなめざす姿の実現にむけて取り組む必要があります。校内での業務改善や共同学校事務室等の共同実施での平準化・効率化で時間を創出し、校務運営への参画の時間に充てる事例は県内でも出てきています。業務が増えるばかりではなく精査し、新しい領域へ踏み出す素地はできつつあります。私たちの意識の転換が学校の組織力やマネジメント力の向上に結びつき、学校の教育力を強化していくことにつながると考えます。
そのための前例に囚われないクリエイティブな取り組みを模索していきます。負担感の軽減についても考えながら、持続可能であり事務職員自身が楽しく関われるよう研究を進めていきます。
主に下記の内容に取り組んでいく予定です。
① 県内の全事務職員にむけて実施した意識調査のアンケート結果は、会員の皆様と情報共有を図っていきます。人材育成指標が通知され、事務職員の業務に対する意識や共同実施（共同学校事務室含む）での役割や意識はどのように変化しているのか、キャリアステージ毎の資質能力の開発についてどう感じておられるかを分析し、子どもも大人も笑顔輝くクリエイティブな学校づくりにむけた学校事務職員の校務運営への関わりを考察していきます。
② 昨年度に引き続き、教育環境整備のコーディネーターとして事務職員の役割を深め、子どもたちや教職員、地域との関わりを通してマネジメントの実践を部員自身が行っていきます。様々なキーワードが聞かれるなか、校内や地域を“つなぐ”存在として、私たちが校務運営に関わることで、学校の組織力やマネジメント力が向上し、学校の教育力を強化していくことが子どもたちの笑顔がさらに輝く学校現場となるよう研究を進めます。
【研究テーマ】
事務職員のマネジメント力を活かした校務運営への関わり
～子どもも大人も笑顔輝くクリエイティブな学校現場へ～
研修部
「滋賀県公立小・中・義務教育学校事務職員の職階に応じた人材育成指標」に明示された『滋賀県が目指す学校事務職員像』を目指して、研修部では『たがやす・きたえる・つなぐ』を方針として、事務職員としての素地をたがやし、資質をきたえ、世代を超えて人と人との思いをつなぐ研修を企画、実施します。
会員全員を対象とした研修講座では、昨年に引き続きカリキュラムマネジメントや業務改善の観点からの教育環境整備として、学校事務職員としてどのようなことを行えるのか、実践事例をもとにした講演会を行います。
１・２年目の正規事務職員、経験年数が浅い臨時事務職員を対象とした初任者研修会では、滋賀県が目指す学校事務職員の役割と教育行政職としての心構えや学校事務全般を理解するための研修を実施します。また、各自の課題解決や情報共有に向けてテーマ別の意見交流会を開催します。
会員全員を対象とした資料配付では、年度末・年度当初にかかる事務に関連したテキスト、年度当初の仕事内容等をまとめた「学校事務の仕事」を滋事研Webにて公開、配付します。
また、適宜YouTubeを用いて、研修のオンライン配信をします。
広報部
広報紙「さざ波」を年間２回発行し、滋事研Webを定期的に更新します。
「滋事研Web（https://shijiken.xsrv.jp）」
滋事研の活動や会員による実践報告、学校事務に関する様々な情報を提供していく予定です。また、ホームページを活用しタイムリーな情報の提供に努めます。
事務局
事務局では、滋事研webに掲載している「こんなとき&チェックリスト」等の内容更新に取り組みます。記載内容についても会員のみなさまが利用しやすいよう充実を図っていきます。
「要覧しが」は、随時利用できるように滋事研webに掲載し、その他「会員名簿」「ダイアリー」の編集・データ配布を行います。また、事務職員の実態を把握するため、必要に応じて会員調査を実施します。