倉辻 弘美

第57回全国公立小中学校事務研究大会滋賀大会 実行委員長

 日頃より、第57回全国公立小中学校事務研究大会滋賀大会の開催に向け、御支援いただいておりますことに御礼申し上げます。 

 現在、滋賀大会実行委員会では、令和7年7月31日、8月1日に、全国の皆様に滋賀にお越しいただき、盛大に研究大会を開催できることを願い、準備を進めています。

 滋賀大会では全事研第10次研究中期計画2年次の年次別課題である「学びの環境整備」、ならびに大会テーマ「学びの環境を創造する学校事務」について、より良い学校づくりの具現化に向けた研究等を通して、ミッションである「子どもの豊かな育ちを支援する」の達成に向けて、事務職員が担うべき職務や役割、そして実践につなげるための方策を考えるとともに、その実現を目指します。

 今大会のサブテーマ「三方よしで 学校まるごと ウェルビーイング」。滋賀県では古くから「三方よし」という言葉が多く用いられてきました。これは近江商人の「売り手よし、買い手よし、世間よし」という経営理念ですが、滋事研では以前より、「学校の三方よし」として、「事務職員よし、学校よし、地域よし」を合言葉に滋賀の学校事務を推進し、子どもの豊かな学びのために学校事務はどうあるべきかを追求してきました。

 事務職員だけでなく、学校に関わる全て、すなわち学校まるごと みんながウェルビーイングでありたい。そのような思いを込めています。次代を担う子どもたちのために私たち事務職員が学校を中心とした様々な環境整備をマネジメントするためには、どのようなことが考えられるか、また、どのような取組がなされているか、様々な視点から全国の皆様と考える研究大会にしたいと思います。

 最後になりましたが、大会運営全般および研究推進に携わってくださっている全事研本部の皆様には、全国大会を引き継いでくださっていることに感謝いたします。そして、滋賀大会で分科会を担当してくださいます各支部の皆様におかれましては、各支部での研究を滋賀大会の提案発表につなげてくださることに心より御礼申し上げます。

 令和7年、全事研本部の皆様、分科会担当の皆様、そして、全国の皆様と共に、日本一の湖 琵琶湖のほとりで学びを深め、滋賀大会を古湖(ここ)から未来へつなげていくためのスタート地点として、三方よしのウェルビーイング実現のため、琵琶湖から全国に向かってさわやかな風を巻き起こしましょう。

「古湖から はじめよう つながろう ~三方よしで新たな風を~」

 

 どうぞ、よろしくお願いいたします。

令和6年9月